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アプリキャストの技術 [技術的なことを色々]

アプリキャスト設計チームの岡本です。
今回は、設計者みずから(♪)アプリキャストの技術について少しご紹介します*。

最近ではPC以外にも「ウィジェット」に対応した機器が少しずつ増えてきました。アプリキャストは2007年に発売された<ブラビア>に最初に搭載され、それ以降<ブラビア>全機種に標準搭載されていますが、おそらく世界で初めてテレビに搭載されたウィジェット技術だと思います。

僕たち技術者にとって、「世界初」というのは、(そえれがどんなにささやかなコトでも!)常に逆らい難い魅力を放つ特別な言葉で、実は僕自身、最初のモデルを開発していた当時は、誰かに先を越されるんじゃないかと、いつも内心ドキドキしていました。

一方で、アプリキャストは、おそらく最初の「テレビのために最初から設計されたウィジェット技術」でもあるのではないかと思います。開発当時、僕たちは、日々「テレビのための」ウィジェットがどうあるべきか議論していました。

その中で最終的に採用した技術の一つは、例えば、「ダイナミック・ダウンロード方式」です。

「ダイナミック・ダウンロード方式」というのは、なんとなくカッコいいかなと思って僕が勝手にそう呼んでいるだけですが(笑)、簡単に言うと、ウィジェットのプログラムをあらかじめダウンロードしてテレビに保存しておくのではなく、アプリキャストを使う時に、「動的に」ダウンロードする仕組みのことです。

それまでのPCのデスクトップ・ウィジェット(ガジェット)は、あらかじめダウンロードしたり、インストールしたりして使うものが多かったと思います。ただ、多くのテレビにはデータ保存用の記憶領域はあまりありませんし、使って頂く方にもいろいろ面倒かな、と考えました。そこで、ウィジェットそのものをなるべくコンパクトに作り、アプリキャストを使う時に最新のファイル一式(ウィジェット・バンドルと呼びます)をダウンロードすることで、使い方をシンプルにすることにしました。最近ではデスクトップ・ウィジェットと並んで、Webウィジェットやブログパーツも人気がありますが、それに近い感じかもしれません。

img_02.png

このおかげで、アプリキャストでは、XMB(クロスメディアバー)のネットワークカテゴリに表示される一覧から選んで頂くだけで、簡単にウィジェットをお試し頂けます。気に入ったものを複数登録して使って頂くことを想定していますが、これも技術的にはWebブラウザのブックマークに近いものです。

この方式のもう一つのメリットは、ウィジェット(アプリ)をさりげなく進化させていくことができることです。以前のエントリでご紹介したように、僕たちが、後から頑張ってチューニングして、同じウィジェットがより快適に動作するようになることもありますし、<ブラビア>ポストカードに対応する携帯の機種が増える**など、機能アップすることもあります。

ということで、もしかすると、今、お使いのウィジェットも、また、最近使っていなかったウィジェットも、いつかさりげなく進化しているかもしれません。ウィジェットの数が増えていくだけでなく、さりげなく進化していく(かもしれない♪)アプリキャストです。

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*詳しくはこちら


**<ブラビア>ポストカードの対応機種はこちら

アプリキャストウィジェット作成Tips その2 [技術的なことを色々]

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こんにちは。アプリキャストのソフト設計担当の大野木です。

ウィジェットを作る際にうまく利用すると便利なTips 第2弾です。

Tips 02:8bit PNGを活用してメモリを節約しよう

アプリキャストのウィジェットが「ノーマルモード」「フォーカスモード」にて
利用できるメモリ領域は、300KBです。パソコンに比べてテレビのメモリは少ないため、
アプリキャストの個々のウィジェットが利用できる領域は非常に小さい制約となっています。

実際にアプリキャストのウィジェットを作成された方は「メモリが足りない!」と
感じられた方もおられると思います。

この少ないメモリを有効に活用するには、メモリを節約するしかありません!
このメモリを節約する効果的な方法が、"使える部分には8bit PNGの画像を利用する" と
いうことです。

画像ファイルをメモリに展開するときに比較的多くのメモリを消費します。
そのため、ウィジェット内でパーツとして利用する画像は、なるべく
8bit PNGにして利用するとメモリを節約できます。

メモリ使用の概算としては以下のようになります。
 32bit PNG : width pixel x height pixel x 4(byte)
8bit PNG : width pixel x height pixel x 1(byte)

つまり、同じ幅、高さの画像であれば、8bit PNGにすることで、
その画像によるメモリ使用量は、1/4に節約できます。
例えば、アプリキャストのノーマルモードにて、最大サイズの280(px) ×165(px)の
画像の場合、32bit PNGの場合は、約184KB消費しますが、これを8bit PNGと
することにより、約46KBの消費ですませられます。初期背景画像の"bg.png"も
8bit PNG とすることで節約できるので、活用してみてください。

外部サービスから読み込んだ画像などはフォーマットが決まっているため、
8bit PNGではない場合が多いと思います。その部分は8bit PNG化できないので、
この方法は使えませんが、ウィジェット内で抱え込んでいる画像パーツは、
メモリ節約のため可能な限り8bit PNGを利用することをお勧めします♪


余談ですが、私は、アプリキャストの開発をする前は、パソコンのブラウザ向けの
Webサービスの開発をしていました。サーバサイドの開発ではあまりメモリを
気にせず開発していましたが、アプリキャストの開発で組み込みソフトでの
メモリの制約の厳しさに驚きました(笑)

でも制約がある中で工夫してウィジェットを作る、そして、そのウィジェットが
<ブラビア>で動く。という楽しさを味わってください。



アプリキャストウィジェット作成Tips その1 [技術的なことを色々]

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こんにちは。アプリキャストのソフト設計担当の大野木です。

アプリキャスト個人開発アプリサイト」にもぞくぞくウィジェットが投稿されてきています。

今回は、ウィジェットを作る際にうまく利用すると便利なTipsをお話します。

Tips 01:初期背景画像をうまく利用しよう

アプリキャストのウィジェットを作るには、ウィジェット・バンドルと呼ばれる、
ウィジェットの実行に必要なファイル一式を用意する必要があります。
その中で、最低限ウィジェットを実行するために以下の4つのファイルが必要となります。

 ・info.xml :ウィジェットに関する各種情報を記述したXMLファイル
 ・widget.js :ウィジェットの動作を記述するJavascriptファイル
 ・layout.xml :ウィジェットのレイアウト情報を記述するXMLファイル
 ・bg.png :ウィジェットの初期背景画像ファイル

(※投稿するためには、iconなど他にも必須ファイルが必要)

この中で、"bg.png"というウィジェットの初期背景をうまく利用しましょう。

アプリキャストの開発初期段階で、「テレビをインターネットにつないでも表示が遅いから・・」
などの意見が社内でも出ていました。
テレビは、パソコンに比べると、CPUスペック・メモリ量などが低いため、
このような意見が出ていたのだと思います。

ネットワーク経由でファイルを取得し実行するというアプリキャストの仕組みにおいて、
アプリキャストを起動するとなるべく速く画面に表示したい工夫として、初期背景画像を
必須ファイルという仕様としました。

この初期背景画像を速く表示するために、ウィジェットの動作を記述するJavascriptファイルが
実行されるよりも先にダウンロードし画面に表示されるようにしています。

開発者としての想いは、初期背景画像には、ウィジェットのイメージカラーをもつ背景に
ウィジェット名ロゴなどが入っているもの、つまり、一目でウィジェットの概要がわかるもの、
を一番最初に表示できるように、と思っていました。

ただし、実際には、「読み込み中マークだけ」という使われ方もしています。。

アプリキャストのウィジェットの多くは、起動後にネットワークに情報を取得してから
取得した情報を表示するため、読み込み完了までの時間が存在します。
読み込み中マークも必要ですが、このなるべく速く表示される"bg.png"をうまく利用して、
自分が作ったウィジェットをうまく表現するのが一番いいと思います。

"bg.png"を有効に活用してウィジェットをつくってみませんか?


アプリキャスト RSSリーダーの活用法 [技術的なことを色々]

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こんにちは。
アプリキャストのソフト設計担当の大野木です。

前回ちらっと「アプリキャスト RSSリーダー」ウィジェットの話をしましたので、
今回はその「アプリキャスト RSSリーダー」について2つの表示方法があることを紹介します。

まず1つめは、クロスメディアバーから利用する方法です。
この方法は、アプリキャストのRSSリーダーをお使いの方なら一度は操作された方法ではないでしょうか。
クロスメディアバー内の「ネットワーク」列「アプリ:便利ツール」に「アプリキャスト RSSリーダー」があります。

A.jpg

これを選択すると、アプリキャストが起動しRSSリーダーが表示されます。

B.jpg

デフォルトでは、RSSのURLの設定方法が表示されているので、オプションメニューから「アプリ設定」を開いてRSSのURLを設定をします。

C.jpg
D.jpg

設定が完了し、RSSが取得できるとRSSの内容が表示されます。

E.jpg

ただし、RSSのデータが多い記事に関しては、本文部分が表示されない場合もあります。


2つめの方法は、RSSフィードごとにURLを入力する手間を少しでも軽減するための仕組みとして用意しました。

この機能は、2008年の春モデル以降の<ブラビア>に限っての機能です。

手順は簡単です。
1.「インターネットブラウザ」でRSSのリンクがあるWebページを開く
2.RSSのリンクを選択すると、アプリキャストが起動しRSSリーダーで表示

※ただし、いくつかの制約があります。
 ・RSSの文字コードはUTF8であること
 ・RSSを配信しているサーバがContent-Lengthを返していること


この「アプリキャストブログ」の場合はどうなるかを撮影してみました。
1.アプリキャストブログのページを開く

01.jpg

2.左のサイドバーの[RSS1.0]または[RSS2.0]にフォーカスをあてる

02.jpg

3.「決定」ボタンを押す。
4.「アプリキャストを起動しますか?」と表示されるので「はい」を選択する
 ※ここで「アプリキャストを起動しますか?」と表示されないRSSは本機能の非対応RSSとなります。

03.jpg

5.アプリキャストが起動し、RSSリーダーの内容が表示される

04.jpg

いかがでしょうか。
全てのRSSには対応していませんが、少しでもURL入力の手間が減るのではないでしょうか?
普段チェックされているRSSで特に気になるRSSなどを、アプリキャストのRSSリーダーを使って<ブラビア>でご覧になってはいかがでしょうか?

※2008年春モデル以降:KDL-M1,J1,JE1,V1,F1,ZX1,X1,X1,XR1 (2008年10月時点)


アプリを誰でも開発できます [技術的なことを色々]

アプリキャストのサービス運用を担当している野口です。こんにちは。

みなさん、アプリキャストの「個人開発アプリサイト」はもうご覧になって
頂けたでしょうか?先月よりアプリキャストでは個人開発者の方を対象にアプリの
開発ツールを一般公開しています。
http://www.jp.sonystyle.com/Taiken/Original/Applicast/develop_use.html

こちらでダウンロードできる開発ツールを使うと、どなたでも自由に<ブラビア>で
動くアプリを作成することができるようになっています。多少プログラミングの
知識は必要ですが、試してみると意外と簡単にアプリが作れることに驚かれる
かもしれません。

例えば、アプリ開発のサンプルとして上記のサイトに「TV de 英単語学習」という
アプリを掲載していますが、実はこのアプリ、ソニーにインターンに来た学生さん
がわずか1週間足らずで作成したアプリなんです。

thumbnail.png

プログラミングの経験が多少はあったようですが、アプリキャストのアプリ開発
で使用するJavaScriptやXMLの知識はほぼゼロからのスタートでした。

そんな彼に開発ツールをわたして「何か好きなもの作って!」とお願いしたら、
周囲の放置プレイにもめげず、独力で1週間後にはこのアプリが完成していました。

やってみると意外と簡単なアプリキャストのアプリ開発、何よりもTVで直接動く!
という魅力もあります。アイデア次第でかなり面白いアプリも作れると思っているの
ですが、、、はたしてみなさんの目にはどのように映るでしょうか。

面白そうだなと思われた方、まずは「個人開発アプリサイト」を是非ご覧下さい!

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